東北の大自然の深さは、東北の人にしかわからないところがある。
出口王仁三郎の霊的世界では、もともと地の真上に北極星があったものが、世の大峠である世界の終わりにおいて、世界的大洪水とともに発生した地軸の傾斜により、北極星は、東北に傾いた。これが現在の姿。
世界の主宰神は、艮の金神というなじみのない名前で呼ばれるが、艮の金神は、悪神軍団によって、世界の東北である日本に軟禁、押し込められて数千年を経ている。これが最近扉を開いて出てきたというのが出口王仁三郎の主張。
日本においても、東北地方は、道の奥、道奥であり、坂上田村麻呂以来厳重な一戸二戸三戸などの関所が置かれ、逼塞させられ続けてきたイメージがある。実際に明治維新に際しては賊軍として戊辰戦争に敗れ、明治新政府以降東北人は冷や飯を食わされてきた。
このように日本の中でも東北地方は一段低く置かれてきたのだが、新時代は東北から開けることを様々な予言や伝承が伝えている。新時代は東北から開けるとは、世界の東北である日本から開けるということであり、日本の中でも東北地方から開けるということである。それは、世の立替立直しは日本が最初ということでもある。
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